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キャンプ初心者zkの備忘録

根っからの初老海男が2016年11月に突然キャンプを始めてみた

若杉山について①~寺院編~

   

昨年11月に突如はじめたキャンプ
あれから半年間で10回ほどキャンプしたのだけど、その全てが

若杉楽園キャンプ場

1予約不要
2車の乗り入れ可能
3職場から40分

こんなに都合の良いキャンプ場が他に見当たらないのだからしょうがない(笑)

ここ若杉楽園キャンプ場の素晴らしいところは上記3点だけじゃない

4トイレがキレイ(水洗&トイレットペーパーもある)
5炊事場がキレイ(コックが常に付いている)

こんな至れり尽くせりのキャンプ場を管理してくれているのが「若杉霊峰会

当地のすぐ横に鎮座する
真言宗九州教団 太祖山金剛頂院
金剛頂院

高野山真言宗 若杉山文殊院
文殊院

宗派不詳 仏岩奥の院
仏岩奥の院

3つの寺院を管理している団体がキャンプ場も管理してくれている
ありがたや~

非常に興味深いのは一つの団体が管理しているにも関わらず宗派は同じじゃないところ
真言宗なのは間違いないのだが、高野山直属九州土着の真言宗、奥の院に至っては宗派不詳

遣唐使の一員として唐の国に留学し、西暦806年10月に博多湾に帰り着いた空海(弘法大師)が2年ほど住み着いた(ご住坊)のがキャンプ場横の金剛頂院
空海が高野山を開山する以前に開いたので別格本山として真言宗九州教団の所属
全盛期には金堂、宝塔、宝蔵、鐘楼があり、若杉山を右谷の真言宗と左谷の天台宗に分けて三百の僧坊が建ち並んでいたが、西暦1347年に真言側と天台側で互いに干戈に訴え、焦土化し衰退し、現在の金剛頂院は1942年に再建されたものとのこと

キャンプ場の手前にある文殊院はさらに古くて、言い伝えでは西暦716年にインドの訳経僧シュバカラシンハが若杉山を登山中にグーズ(大亀)に助けられ、その感謝の印に八大龍王の儀式を執り行うとグーズが岩となり(現存)、また修行場として養老の滝を開き、修験道の修行場として栄えた
空海が若杉山をご住坊としたのも養老の滝で修行するためだったと言われている
時の経過とともに修験者が減り荒廃したが、西暦1905年に全盲の修行僧が再興し不動明王に開眼、さらのその子孫が高野山で修行を積んだ西暦1972年に文殊菩薩を安置し、高野山真言宗の所属となった

また若杉の湯近くには普門院というお堂が残っており、奥の院の手前には石泉寺跡の若杉観音堂もある

霊峰と言われるだけあって海側は真言宗関連の寺院が多く、山側の麓には天台宗関連寺院が多いというのが若杉山の特徴




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若杉山について①~寺院編~
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