若杉山について④~心霊編~
このGWに若杉楽園キャンプ場でファミリーキャンプや若杉山~米ノ山登山を計画してる人も少なくないと思うので、若杉山の心霊現象や心霊体験について書いておこうと思う(怖がりの方は後半を読まないように)
以前の投稿にも書いたが、若杉楽園キャンプ場に初めて来たのは2016年11月初旬






ネットで探しても伝聞ばかりで実体験は一つも見つからない
若杉山は古い神様がいて悪い霊なんかは寄って来れない
若杉山で60年以上暮らす地元民ですら幽霊を見たことも聞いたこともない
山菜採りのお爺さん達ではないが、若杉山の心霊現象や心霊話があるって方は是非とも教えて欲しい
コメント欄にでも残してもらえたら、真剣に調べるつもりだ

まったくの無知のまま24時前くらいに到着し、同日の夕方に買ったばかりのキャンプ道具を車内で開封し、いざ車外に出てみたところ
突如として恐怖心が発動

これまでにも若杉山には何度も来たことがある
記憶が正しければ2004年の晩秋が最初だから、かれこれ13年くらい通ってることになる
しかしこの2軒も夜中に来たことはないし、なにより一人で来るのは初めて
真っ暗な山道を延々と登り、一台の対向車とも出会わぬまま
カーナビが「目的地に着きました」って言ってるのに「仏像しかねぇ!!!」

仏像の反対側に光る自動販売機の横に下に下る道が見える
「あ!ここから降りるわけね!」ブゥゥゥーン
ジャリジャリっと砂利道を下りきると左手に炊事場、その奥にトイレの明かりも見える
「おぉ・・・人っ子一人いないぜ!ヒャッハー貸し切りだぜ!!」
「三十数年ぶりのキャンプだぜ~
夜景が必要以上にキレーだぜぇ~
夜景が必要以上にキレーだぜぇ~
よっしゃー!やったるぜぇぇぇ~~~」
と奮い立ててみたもの
ビュ~という風の音に「あ゛ぁ゛ぁ゛」という女のうめき声が混じってるような気がしてみたり
誰もいないはずのキャンプ場なのに森の方やら奥の方から誰かの視線を一人勝手に感じてみたりしたので断念したのだったw
ここで楽しくキャンプするために必死になって調べた結果だったりするw
だって、こんな理想的なキャンプ場が他に見当たらないんだもん
ちなみにGoogle検索で「若杉山 心霊スポット」とかってキーワードで調べるとゾクゾクと情報が出てくる

調べると確かに毎年遭難による死亡事故は起きてるし
3~4年おきに自殺もある
山頂付近の奥の院のトイレでは女性の霊の目撃談があるにはある
あるにはあるんだけど、結論から言うと信憑性がなさすぎる
殺人事件とかなら「恨みガー」「怨念ガー」ってのもありそうだけど、昭和11年まで遡っても若杉山で殺人事件は起きてない
被差別集落(福岡の心霊話には多いネタ)なんて一度も存在したことないし、空襲も受けてない
厳しい修行で命を落とした修行僧がいたなんて記録も当然ない
真言宗と天台宗はお互いの寺院に放火しまくるほどに大モメした時期があったけど、どちらにも僧兵がいた記録はないから殺しまではしてないはず
件の奥の院のトイレに現れる女性霊に関しても「女性霊」であること以外の情報、たとえば服装や地縛霊化した所以など一切出てこない
それっぽい背景を語るネタもあるにはあるけど、犬鳴村伝説と同レベルの稚拙な内容(詳しくは後半に記載)なので「むかし若杉山では・・・」で始まる心霊エピソードの背景が目にツーンと来るほどウソくさい
伊代星人が旦那のヒロミと共演してる特番「映っちゃった映像GP」くらいのウソくささwww

Google検索にヒットする若杉山に関する心霊現象の内容は、そんなネタ番組に匹敵するほど
「~らしい」
「~って聞いた」
「~みたい」
「~ようなので」
といった伝聞系だらけで
実体験は一つも見当たらないのだ
これだけSNSなんかで嘘松行為が流行ってるのに一つの心霊体験レポがないって、逆に珍しい
そんなこんなで歴史を調べても、伝承を調べても、事件や事故を調べても、心霊現象の原因がハッキリしないから安心してスタートさせたキャンプライフ
これまで8泊(うちソロキャン7泊)してるけど
怖い思いをしたのは昼寝中に
ろくろ首の和装女性がカーサイドオーニングの中を覗き込んでる夢を見たくらいw

オレ的には十分すぎるくらい「若杉山に心霊現象はない」証拠が揃い踏みなんだけど、心霊ファンは新聞には載せらないようなオゾマしい話や記録に残せない血ナマグサい話があったかもしれない、地元にしか伝わらない話があったかもしれないと言い出すかもしれない
そんな疑り深い方にとっておきの情報を最後にお伝えしよう
2017年4月初旬、ソロキャンプしていた時に出会った山菜採りのお爺さんたちからの証言
彼らは3人組で、キャンプ場から崖下へ山菜を取りに降りていき、小一時間ほどするとコンビニ袋にいっぱいのワラビとゼンマイを取って帰ってきた
うち1人が3代(本人・息子・孫)揃ってアウトドア好きの71歳で、リペイントしたLEDランタンとカーサイドオーニング、自作焚火ハンガーに興味を持ったらしく話しかけてくれた
生まれも育ちも篠栗~若杉で、子供の頃から登山して遊んだり、キャンプしたり、山菜を取って小遣い稼ぎしてたと言うので
玄米茶と焼きあんこ餅を振る舞いながら、さりげーなーく
「でも一人だと夜とか恐いんですよねー」
と切り出してみた
「ちょっと下ったら民家もあるけんイノシシやら鹿はこっちまで上がって来んよー」
「いや、霊的な・・・ オバケとかw」
「こっち側は福岡で一番古い神様がおるんやけん、そんなんは寄って来れんとよ」
↑この「こっち側」って表現が神社編に記載した「海信仰と山信仰の共存と対立」と重なって個人的には非常に納得できた
「でも、自殺やら遭難とかで毎年死人が出てるやないですか」
「そげん言うたら市内のほうがたーくさん死んどろーが? 俺ら60年以上この山で生活しよるけど、一回も幽霊出た話ば聞いたことなかけんね
逆におったら教えて欲しいくさ 冥土の土産にするけん(笑)」

お爺さんたちが採ってきたワラビとゼンマイをおすそ分けしてもらった




もう疑いの余地はないだろう
結論
若杉山で心霊体験できたら、むしろラッキー
山菜採りのお爺さん達ではないが、若杉山の心霊現象や心霊話があるって方は是非とも教えて欲しい
コメント欄にでも残してもらえたら、真剣に調べるつもりだ
追記
ここからは余談になるが、全国的にも有名になった福岡が誇る恐怖の心霊スポット
「犬鳴村」
も調べれば調べるほどウソくさい
犬鳴峠にある旧犬鳴トンネルには、注意しないと見過ごしてしまうような細い脇道がある。その道を進んで行くと、途中に「この先、日本国憲法は通用せず」と書かれた看板が立てられている。 そこが「犬鳴村」の入り口である。
「この先、日本国憲法は通用せず」って完全に中1レベルのフィクションだろwwwそもそも憲法が何なのか分かってなさ過ぎィ
この村に入った者で帰って来れた者はいない。村に通じる道には、縄と缶で作られた罠が仕掛けられており、その罠に引っかかると村人たちが斧や鎌などを手に持ち、振りかざしながら追いかけてくる。 逃げようにも村人たちの足が異様に早いため、逃げ切ることは難しい。
村民ヤベぇwww 近親相姦のす過ぎで足の早い遺伝子が濃くなったとか? だったら村ぐるみで3年後の東京オリンピック目指せよw サニブラウン・アブデル・ハキーム(福岡県宗像市出身なんだってね!)を超えていけ!
過去に島根から旅行に来たという、あるカップルが、この村の付近で行方不明になっている。 この村の広場には無残に破壊されたセダンの残骸が放置されており、その車は島根ナンバーなのだという。
オカルト話の一番オカルトな部分『帰ってこれないなら、誰がその話を持って帰ってきたんだ?』の典型的パターンwww
犬鳴村では、携帯やスマホは全て圏外となり、警察には通報できない。また犬鳴村は日本の地図上から抹消されており、どの地図を見ても載ってはいない。
いやいや各社の4G電波ナメんなwww ついでに
Googleアースと国土地理院もナメんなwww
犬鳴村は江戸時代から外界とは隔絶されており、全てを自給自足で生活しているのだという。それは過去に、この村が激しい差別を受け続けたことに関係している。
犬鳴村は1691年に黒田藩の御譜代足軽だった篠崎氏などの移住によって成立していて、篠崎氏は名字の公称(明治に入るまで士族と土地持ち以外は名字を持たなかったor持ってても名乗ってはいけなかった)、両刀の帯刀(武士以外が日常的に太刀と脇差しを腰に下げることは禁止されてた)、羽織と袴の公的着用を許されていた士分扱いの上級足軽なんだから激しい差別なんて皆無
現在では、日本政府から「特別保護区」として法律の適用外の扱いを受けているのだと言われている。
犬鳴村は1889年に廃村してるし、今は犬鳴ダムの底だから現在はない
さらに、実際に伝承や古文書などの民俗学的アプローチと役所資料や聞き取りなどの現地調査まで行ったNHKの番組「幻解!超常ファイル ダークサイドミステリー」でも上記のツッコミがさらに詳しく調べられ挙げてた(栗山千明サイコー)

ただ・・・
今から38年前に
犬鳴峠を越えた先にある力丸ダムで強姦殺人事件(1991年に犯人は無期懲役が確定)があったのは本当で
29年前に
26年前には
犬鳴ダムで受験失敗を苦にした首吊り自殺が
21年前にも
犬鳴ダムで借金と貧困を苦にした投身自殺が
21世紀に入って早々17年前の1月に
犬鳴ダムで金銭トラブルにまつわる死体遺棄事件が
16年前の2月には
4人乗りの軽自動車で犬鳴隧道へ肝試しに行った唐津市の高校生たち5人が帰り道の唐津バイパスで対向車に突っ込んで高校生4人全員死亡、中学生は重体という悲惨な交通事故を起こしてるのも本当
若杉山のウソくさい心霊話とは対象的に、事件として記録が残ってるし、背景もハッキリしてる
なので、犬鳴峠関連の心霊体験はウソだと一笑に付すことは出来ない
怖がりの方は犬鳴隧道と犬鳴ダム、力丸ダムには行かないように!!!